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村上春樹『騎士団長殺し』 登場人物の実生活での葛藤と奇妙な体験

実生活での葛藤と奇妙な体験が交差する物語

騎士団長殺し』は、村上春樹さんの14作目の長編小説です。
この作品は、2017年に新潮社から発売された書下ろしの長編です。

2部構成の小説で、第1部「顕れるイデア編」と第2部「遷ろうメタファー編」に分かれています。
2巻合わせて約1000ページの作品です。

既に、文庫本が発売されています。
文庫本は、第1部と第2部がそれぞれ上下巻あり全4冊です。

小説は、「私」という一人称で語られていきます。
物語の主人公は、36歳の画家です。
主人公の「私」は、抽象画を描きたいが、生活のため肖像画を描いています。

「私」は妻から理不尽な別れ話を持ち出されました。
「私」は、居たたまれなくなり家を出て、車で北海道と東北を放浪します。
家に戻ることができない「私」は、友人から家を借りて仮住まいを得ることができました。
その家を拠点に、画家の仕事も再開します。
しかし、その頃から不思議な出来事が起こり始めます。

非現実と現実が交差する、とても奇妙な物語展開です。