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実写映画『キングダム』中国の春秋戦国時代を舞台にしたスケールの大きい時代劇

舞台は紀元前245年、中国の春秋戦国時代末期である。
この時代、中国では500年に及ぶ騒乱が続いていた。

春秋戦国時代の中国最西に、秦という大国があった。
その西方の国、秦で暮らす少年、信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は戦災孤児である。
二人は、下僕として奴隷労働を強いられていた。
下僕の身分でありながら、いつか天下の大将軍になることを夢見て、奴隷主に隠れて剣術の鍛錬を積んでいた。

そんなある日、漂は王都の大臣・昌文君(髙嶋政宏)に召し上げられ王宮へ行くことに。
召し上げられたのは、漂だけである。
こうして信と漂の二人は別の道を歩みだす。

そんな折、王宮で王の弟・成蟜(本郷奏多)がクーデターを起こす。
戦いの最中、漂は致命傷を負いながら、信のいる納屋へたどり着く。
そして漂は、頼みたいことがある、と信に伝える。
漂の手には地図が握られている。
漂は、信にそこへ行くことの重要性を説き、信も必死に訴える漂の気持ちを理解し了承する。
漂は、願いを信に伝えることはできたが息絶えてしまう。
信はその地図を握り、漂が持っていた剣を手に取り、地図の場所へ走り出す。

地図に書かれた場所にたどり着いた信は、小屋の中にいる人物を見て、自分の目を疑う。
そこには漂と瓜二つの人物がいた。
その人物は、王都を追われた秦の王・嬴政(吉沢亮一人二役)。

実は漂は、秦王・嬴政の影武者として、王宮へ召し上げられていたのだ。
漂は嬴政の身代わりとなって命を落としたのである。

信は、漂が死んだ理由を知り激高するが、漂の遺志を継ぐことを決意する。
信は、漂と同じように、嬴政に対して、王に相応しい強さや人格を感じる。
信は、嬴政に付き従い、行動を共にすることを決意。

嬴政は、秦国第三十一代目大王であり、後に始皇帝となる人物である。
信は、後の秦の大将軍・李信。

嬴政は、一旦離れ離れになっていた、昌文君を中心とする側近たちの軍と合流し、王宮を奪還するための計画を立る。
しかし、弟の成蟜やその側近たちの支配下にある軍を責めるには、兵力が足りない。
そこで嬴政たちは、楊端和(長澤まさみ)が率いる「山の民」と盟約を結ぶことを計画し、なんとか交渉は成立する。
こうして嬴政の軍と楊端和率いる「山の民」は、王都へ向かう。

この映画では、波乱に満ちた王宮奪還までの道のりが描かれている。
多数の俳優が出演し、スケールの大きい歴史時代劇となっている。

原作: 原泰久『キングダム』(集英社週刊ヤングジャンプ」連載)
監督: 佐藤信
脚本: 黒岩勉佐藤信介、原泰久