日本語の助詞・助動詞について深く学びたいなら、森田良行氏の『助詞・助動詞の辞典』をお薦めしたい。助詞・助動詞に関する疑問を、この一冊で解決できそうな内容である。助詞・助動詞については、わかっているようで理解できていないことが多いのではない…
一般的な国語辞典はアイウエオ順の配列。対して、類語国語辞典は、単語を体系的に意味別に分類して配列している。これは両者の大きな相違点だ。そのため類語国語辞典は、一般的な国語辞典のように五十音順では引けない。索引から引くことになる。 著者の一人…
「てにをは」とは 『てにをは辞典』はどういう本? 『てにをは辞典』には60万の結合語例が載っている 言葉の結びつきの法則を知ると文章は上達する 「てにをは」とは 「てにをは」とは、日本語の助詞・助動詞・活用語尾・接尾語など、文節の末尾に付く語の総…
報道関連の用字用語には、決まりや表記の基準のようなものがある。それを示したハンドブックが、共同通信社の『記者ハンドブック』や時事通信社の『用字用語ブック』。日本の記者の多くが、こういったハンドブックなどを基準にして記事を書いている。 これら…
文章力、特にライターの文章力に関する本を何冊も読んだ。ライターに必要な文章力として、共通して書かれているのは、論理的で分かりやすい文章を書くことの重要性。小説家ではないライターは、文学的な表現を要求されることはない。ライターの仕事では、文…
まつかわゆま氏の『映画ライターになる方法』を読んで文章術を学ぶ ライターのお手本はビジネス文書 短い文章の場合は起承転結や5W1Hに拘らない 「私は」と書き始めるのは子供の作文!? ライターが美文を求められることは少ない エッセイやコラムでは語尾の…
上野郁江氏の著書『才能に頼らない文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読んだ。上野郁江氏は、出版社で編集者としてビジネス書を担当し、独立した方。 作家やライターが書いた文章術の書籍を、これまで何冊か読んだ。この本は、出版社の元編集者…
Webライティングでは、Webサイトの特性を知ることが大事だ。福田多美子氏の著書『SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64』(ソーテック社)を読むと、一通りのことを学べる。福田多美子氏のペンネームは、ひらがなで、ふくだたみこ。 Webメデ…
上阪徹氏の『10倍速く書ける 超スピード文章術』(ダイヤモンド社)という本を読んだ。この本には、速筆になるには素材集めが重要と書かれている。正しい素材をひたすら集めて順番に組み立てると、世の中の役に立つ文章を速く書ける。 上阪徹氏は、雑誌や書…
田中泰延氏の『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』(ダイヤモンド社)という本を読んだ。書類などの文書と、書きたい人がいて読みたい人がいる文章は違う。ネット上に溢れているのは文章。 田中泰延氏によれば、書きたい人がいて…
iPadに中型国語辞典アプリを3つインストールしています。中型国語辞典の電子版を、iPadにインストールして使用できるとは、とても便利な時代になりました。使用している中型国語辞典は、「精選版日本国語大辞典」「広辞苑」「大辞林」の3種類です。 「精選版…
小型国語辞典を、新旧合わせて9冊所有しています。版が新しい辞典を中心に9冊を使い分けていますが、頻繁に使用する辞典が徐々に固定してきました。頻繁に使用する辞典は「明鏡国語辞典」(大修館書店)、その次は「三省堂国語辞典」(三省堂)か「新明解国…
『正しい日本語の使い方』(エイ出版社,2013年)という本をご紹介します。こちらはムック本のため、空いた時間などに、気軽に目を通すことができる本です。だいぶ前に、書店で目が留まり、購入しました。現在は、10万部超のベストセラーになっているようです…
公募ガイド2020年9月号に掲載されている「3日間で書ける!超短編小説キット」という記事を紹介する。この号では、雑誌の14ページを割いて、小説を書くためのコツを具体的に分かりやすく解説している。この記事は、原稿用紙10枚の小説を想定し、着想から推敲…
公募ガイドに掲載された白石一文氏へのインタビューから学ぶ 小説家に必要な記憶力 常日頃から正確な言葉を使うことを意識する 文章上達のためには純文学を読むこともおすすめ 公募ガイドに掲載された白石一文氏へのインタビューから学ぶ 公募ガイド2020年3…
筒井康隆氏によれば、小説を書く覚悟を決めたときからそこには凄味があるそうだ。だから、小説に凄味がなくてはならないと言う必要もないのかもしれない、とも述べている。 小説を書こうと思い立つような人なら、自分しか表現できないものを持っている。その…
『創作の極意と掟』(講談社)は、小説を書いてみたい人に捧げる、筒井康隆氏のエッセイだ。序言には「作家としての遺言」とも書かれている。この本には、ほぼ60年小説を書き続けてきた筒井康隆氏自身の経験と知恵が収められいる。文章読本や小説作法にも分…